新潟県のご当地料理として人気のへぎそば
遣唐使の時代において食糧自給の手助けになると、大陸からの輸入品だったのがそばの実です。
そばの実はあらゆる土壌に適応するだけでなく、高温多湿にも強い性質があるため日本全国で栽培されるようになります。
まくらなど日常生活のアイテムとしても用いられるソバの実は、そのご石臼で挽く技術が生まれたことで食用という形で用いられるようになったことで一般に広まります。
ソバの実はよい香りがするだけでなく栄養価も優れていたこともあり日本全国で愛されるようになり、ご当地ごとに様々な派生料理が誕生したのですがその代表例として挙げられるのがへぎそばです。
へぎそばは新潟県で食べられているご当地メニューで、名前についているへぎとは渡し船をモチーフにした専用の器から名づけられています。
このへぎそばの最大の特徴は、通常のそばの麺と違って独特の歯ごたえがあることです。
この独特の歯ごたえを生み出しているのが新潟県の近海でとれる布海苔で、粉にしたそばと水を混ぜる際につなぎに加えます。
この布海苔は、新潟県で作られている伝統工芸品の織物に使われている素材です。
この布海苔を織物の素材で加えることで、生地同士のつながりを強くすることでほどけにくくなります。
天然自然の産物なので食用にもできて、ご当地では佃煮としても食べられています。
へぎは布海苔で作られた織物を運搬に使っていた船をモチーフにしていることも、現地で愛されている料理の理由です。